MGUC日記~ガンプラ制作記録~
02
10月です。
読書の秋です。
モデサミも大事ですが秋の夜長、書物と戯れるのも一興です。
読書の秋です。
モデサミも大事ですが秋の夜長、書物と戯れるのも一興です。
■MS-09RS
MS-09Rリックドム(以下09Rと表記)の改良強化型。もともとグラナダの工厰で開発が進められていたが、グラナダ陥落により生き残りの技術者とともにア・バオア・クーへ移され、そこで一応の完成を見る。最終決戦に向けたわずかな期間での開発のため外観上は突貫作業での未完成感が色濃く残っているが、性能面においては当初の計画値を遥かに凌駕するものになった。ア・バオア・クー内で数機(詳細不明)がロールアウトし「赤い彗星」の異名を持つシャア・アズナブル大佐をはじめとするエースパイロットにデリバリーされた。(余談であるが、この機体にはア・バオア・クー内で完成されたにもかかわらずグラナダのマーキングが施されている。これにはグラナダで散った同胞に対する生き残りの技術者の哀悼の意が込められていたと言われている)
外観上真っ先に目に付くのは前後に異様に張り出した胸部ユニットである。このオーバーハングには09Rのメインジェネレーター及びバーニアユニットが各2基増設されている。また、大型化されたショルダーアーマーにもサブのスラスターシステムとプロベラントが内蔵されており、トータルで「通常の3倍(開発者談)」の出力を発生させている。胸部デフュージョンビームジェネレーターはユニットごと取り外されているが、これは後述の追加装備のため。突貫作業ゆえこの部分は外観上「蓋」をしただけとなっている。
頭部メインカメラは09Rに比べ小型化されている。これは、09Rの実戦配備後「メインカメラを狙い撃ちにされた後の撃墜」が多発したためである。もともとMS-06、07のカメラシステムに性能上の問題があった訳では無く、またサブカメラ、補助センサーシステムの高性能化もあり「巨大なメインカメラ」は必要の無い物、結果的には単なる「目立つ的」だった訳である。実際、09以降のジオンMSのカメラは技術の進化もあり小型化の一途を辿る事になる。過ぎたるは及ばざるが如し。余談であるが、これは09の開発時期にも大きく起因しているようだ。当時のジオンは、連邦がこれほど早く実戦にモビルスーツを投入して来るとは想像もしていなかったと思われる。「我がジオン軍の新兵器“モビルスーツ”は無敵である」。つまり「過信が生んだ誤った機能強化」であったようだ。
また、この09RSの頭部には巨大なブレードアンテナが装備されているが、これは最終決戦の混乱時での指揮系統をより確固なものにするため・・・というのは建前で、いつの時代も英雄は己の存在を誇示したがると言う事らしい。
大型化されたコクピットブロックは脱出ポッドを兼ねた試作品である。これ以上優秀なパイロットを失う訳にはいかないという思いから開発されたものだが、プライドの高いジオンのエースパイロットには総じて不評だったようである。「戦う前から負ける事を考える奴がいるか!バカヤロー!(A・イノーキ大佐)」だそうだ。
「スカート付き」の異名を持つ09Rの腰部アーマーはRSにおいて更に巨大化されている。これは「装甲」では無く「余剰なモーメントを発生させないプロペラントタンク」である。機体各部が大幅にパンプアップされているRSであるが、実は装甲は各部において09Rよりも薄くなっている。耐被弾性よりも機動性の向上を重視したチューンナップ、「当らなければどうという事はない」である。
脚部は09Rのシステムそのままであるが、ここでも装甲のシェイプアップ、そして排熱性の向上のためのカスタマイズが施されている。この部分も外観上「突貫工事」が色濃く残っている。
限られた時間での可能な限りの性能アップ。そのための外観チューニングの犠牲。アンバランスとも言える出で立ち。総じてこの機体は旧世紀の自動車レースでの市販車ベースのGTカー、シルエットフォーミュラの趣を醸していると言えるかもしれない。
■ビームバズーカ
RS用に試作されたビーム兵器。その威力は絶大であるがエネルギーチャージに時間がかかり連射が不可能であるため、シャア大佐をはじめとするエースパイロットの戦闘特性とミスマッチとなり改良が施される事となった。
上部に巨大なエネルギーパックを装備しつつエネルギーチャージ性能をチューニング。出力は30%ダウンとなったものの連射を可能とした。またRS本体との接続による「追い充電」も可能で、ルーティンのピットインスパンも通常に比べ3倍程度長くなっている。(ビームバズーカへのエネルギー供給を優先するため、胸部デフュージョンビームジェネレーターは廃止されている。)また、連射による砲口の「焼きつき(もはや“融解”と言ったほうが正解か)」を防ぐため、先端部には巨大なヒートシンクが設置されている。
■サークルバインダー
大戦末期のジオン軍は物量、人材、技術等、多くの面で連邦の後塵を拝しており、戦局の悪化もあって「使えそうなものはなんでも使う」という状況にあった。一説によるとア・バオア・クー戦では脚部が完成していない試作MSすら実戦に投入したとの事だが、真偽は明らかではない。
この装備もそういった「使えそうなもの」の一つで、対MS格闘戦用装備の必要に迫られ開発がスタートしたものである。バズーカの廃品をリサイクルした「棍棒」とバランサーを兼ねた「シールド」を前腕とのマウント部分を軸に高速回転させ、敵MSの打撃を防ぎつつそのまま攻撃にも転ずるというもの。もともと防御用の装備として開発がスタートし「ディフェンスロッド」と呼称されていたが、攻撃にも応用が効く事が判明し改良、改称された。
06、07への装備については腕部とのパワーバランスにおいて見送られたが、もともと堅牢な09の腕部ユニットをRSにおいて更に強化することで装備が実現した。大幅にパンプアップされた左前腕にはそのためのシステムが内蔵されている。(右前腕も同様に大型化されているが、こちらはビームバズーカのためのシステムである。)
ある意味「うさんくさい」装備ではあるが、もともとジオンのエースパイロットには格闘戦を好む傾向があり、シャア大佐もア・バオア・クーでの決戦において連邦のGMを6機、この装備によって文字通り「粉砕」している。
以上、民明・・・
じゃなかったM&K書房刊「一年戦争の裏側全部見せちゃうわよ♪-ジオン編-」より抜粋
・・・・・・。
モデサミまであと10日!(笑)
MS-09Rリックドム(以下09Rと表記)の改良強化型。もともとグラナダの工厰で開発が進められていたが、グラナダ陥落により生き残りの技術者とともにア・バオア・クーへ移され、そこで一応の完成を見る。最終決戦に向けたわずかな期間での開発のため外観上は突貫作業での未完成感が色濃く残っているが、性能面においては当初の計画値を遥かに凌駕するものになった。ア・バオア・クー内で数機(詳細不明)がロールアウトし「赤い彗星」の異名を持つシャア・アズナブル大佐をはじめとするエースパイロットにデリバリーされた。(余談であるが、この機体にはア・バオア・クー内で完成されたにもかかわらずグラナダのマーキングが施されている。これにはグラナダで散った同胞に対する生き残りの技術者の哀悼の意が込められていたと言われている)
外観上真っ先に目に付くのは前後に異様に張り出した胸部ユニットである。このオーバーハングには09Rのメインジェネレーター及びバーニアユニットが各2基増設されている。また、大型化されたショルダーアーマーにもサブのスラスターシステムとプロベラントが内蔵されており、トータルで「通常の3倍(開発者談)」の出力を発生させている。胸部デフュージョンビームジェネレーターはユニットごと取り外されているが、これは後述の追加装備のため。突貫作業ゆえこの部分は外観上「蓋」をしただけとなっている。
頭部メインカメラは09Rに比べ小型化されている。これは、09Rの実戦配備後「メインカメラを狙い撃ちにされた後の撃墜」が多発したためである。もともとMS-06、07のカメラシステムに性能上の問題があった訳では無く、またサブカメラ、補助センサーシステムの高性能化もあり「巨大なメインカメラ」は必要の無い物、結果的には単なる「目立つ的」だった訳である。実際、09以降のジオンMSのカメラは技術の進化もあり小型化の一途を辿る事になる。過ぎたるは及ばざるが如し。余談であるが、これは09の開発時期にも大きく起因しているようだ。当時のジオンは、連邦がこれほど早く実戦にモビルスーツを投入して来るとは想像もしていなかったと思われる。「我がジオン軍の新兵器“モビルスーツ”は無敵である」。つまり「過信が生んだ誤った機能強化」であったようだ。
また、この09RSの頭部には巨大なブレードアンテナが装備されているが、これは最終決戦の混乱時での指揮系統をより確固なものにするため・・・というのは建前で、いつの時代も英雄は己の存在を誇示したがると言う事らしい。
大型化されたコクピットブロックは脱出ポッドを兼ねた試作品である。これ以上優秀なパイロットを失う訳にはいかないという思いから開発されたものだが、プライドの高いジオンのエースパイロットには総じて不評だったようである。「戦う前から負ける事を考える奴がいるか!バカヤロー!(A・イノーキ大佐)」だそうだ。
「スカート付き」の異名を持つ09Rの腰部アーマーはRSにおいて更に巨大化されている。これは「装甲」では無く「余剰なモーメントを発生させないプロペラントタンク」である。機体各部が大幅にパンプアップされているRSであるが、実は装甲は各部において09Rよりも薄くなっている。耐被弾性よりも機動性の向上を重視したチューンナップ、「当らなければどうという事はない」である。
脚部は09Rのシステムそのままであるが、ここでも装甲のシェイプアップ、そして排熱性の向上のためのカスタマイズが施されている。この部分も外観上「突貫工事」が色濃く残っている。
限られた時間での可能な限りの性能アップ。そのための外観チューニングの犠牲。アンバランスとも言える出で立ち。総じてこの機体は旧世紀の自動車レースでの市販車ベースのGTカー、シルエットフォーミュラの趣を醸していると言えるかもしれない。
■ビームバズーカ
RS用に試作されたビーム兵器。その威力は絶大であるがエネルギーチャージに時間がかかり連射が不可能であるため、シャア大佐をはじめとするエースパイロットの戦闘特性とミスマッチとなり改良が施される事となった。
上部に巨大なエネルギーパックを装備しつつエネルギーチャージ性能をチューニング。出力は30%ダウンとなったものの連射を可能とした。またRS本体との接続による「追い充電」も可能で、ルーティンのピットインスパンも通常に比べ3倍程度長くなっている。(ビームバズーカへのエネルギー供給を優先するため、胸部デフュージョンビームジェネレーターは廃止されている。)また、連射による砲口の「焼きつき(もはや“融解”と言ったほうが正解か)」を防ぐため、先端部には巨大なヒートシンクが設置されている。
■サークルバインダー
大戦末期のジオン軍は物量、人材、技術等、多くの面で連邦の後塵を拝しており、戦局の悪化もあって「使えそうなものはなんでも使う」という状況にあった。一説によるとア・バオア・クー戦では脚部が完成していない試作MSすら実戦に投入したとの事だが、真偽は明らかではない。
この装備もそういった「使えそうなもの」の一つで、対MS格闘戦用装備の必要に迫られ開発がスタートしたものである。バズーカの廃品をリサイクルした「棍棒」とバランサーを兼ねた「シールド」を前腕とのマウント部分を軸に高速回転させ、敵MSの打撃を防ぎつつそのまま攻撃にも転ずるというもの。もともと防御用の装備として開発がスタートし「ディフェンスロッド」と呼称されていたが、攻撃にも応用が効く事が判明し改良、改称された。
06、07への装備については腕部とのパワーバランスにおいて見送られたが、もともと堅牢な09の腕部ユニットをRSにおいて更に強化することで装備が実現した。大幅にパンプアップされた左前腕にはそのためのシステムが内蔵されている。(右前腕も同様に大型化されているが、こちらはビームバズーカのためのシステムである。)
ある意味「うさんくさい」装備ではあるが、もともとジオンのエースパイロットには格闘戦を好む傾向があり、シャア大佐もア・バオア・クーでの決戦において連邦のGMを6機、この装備によって文字通り「粉砕」している。
以上、民明・・・
じゃなかったM&K書房刊「一年戦争の裏側全部見せちゃうわよ♪-ジオン編-」より抜粋
・・・・・・。
モデサミまであと10日!(笑)
Comment
2009.10.03 Sat 08:51 | かめちー #-
毎度~☆(≧▼≦)
読書の秋
楽しく読ませていただきました!o(^-^)o
設定がしっかりしていれば、製作にもブレが生じない(ハズ)ですよね
RSの完成を楽しみにしてますo(^-^)o
A・イノーキ大佐にもよろしく~(≧▼≦)ノ
読書の秋
楽しく読ませていただきました!o(^-^)o
設定がしっかりしていれば、製作にもブレが生じない(ハズ)ですよね
RSの完成を楽しみにしてますo(^-^)o
A・イノーキ大佐にもよろしく~(≧▼≦)ノ
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2009.10.04 Sun 00:39 | M&K #JalddpaA
かめちーさん、どもです。
今回の記事はあくまでもフレーバーテキストで、当方の作品とは一切関係ありません(笑)。
が、ブレは生じません・・・時間がないので(笑)。
今宵は徹夜です(笑)。
今回の記事はあくまでもフレーバーテキストで、当方の作品とは一切関係ありません(笑)。
が、ブレは生じません・・・時間がないので(笑)。
今宵は徹夜です(笑)。
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